副園長の子育て応援通信

「温かい眼差し」

運動会は晴天に恵まれ気持ちのいい一日になりましたね。工事のため手狭になっているに も関わらず、保護者の皆様が、譲り合い我慢してくださってご協力をしてくださったおかげで、子どもたちは伸び伸びと頑張ることが出来たと思います。年少組の解散が例年より早く、「最後まで見たかったのに・・・」というご意見や「子どもが疲れていたのでちょうどよかった」というご意見等をいただきました。皆様のご意見を参考に、来年度に向けて再検討していきたいと思います。
来賓の方々やお客様から、「子どもたちが生き生きしている」「この幼稚園の子はなんでこんなにく走れるんだ」などのご意見を頂きました。他に「保護者の方が、とてもマナーが良くて協力的」とのこと。「自分の子の学年が出ているときの応援はもちろん、ほかの学年の時も見守っているのがすごい」とのことです。他の幼稚園では、そうでないところが多いそうです。自分の子どもだけでなく、ほかの園児の様子も見守るそんな姿勢が素敵です。また自慢したくなりました。
運動会後の子どもたちの思いは様々です。負けた悔しさが残っている子もいれば、思いっ切りリレーや組体操が出来て気分爽快の子もいるでしょう。もう少しこうしたらよかったと振り返る子もいるかもしれません。お家の人が見に来てくれてただただ嬉しくて終わった子もいれば、大勢の人がいることで心がざわついて落ち着かなかった子もいるでしょう。それぞれが大切な経験として自分の中に取り込んだと思います。当日も大切ですが、子どもがうんと成長するのは運動会を迎えるまでの途中の活動の中で・・・ですからね。
子育てに力が入れば、親はつい欲張って我が子を見てしまうことがあるかもしれません。私も子育て中はそうでした。今、性格の違う3人の子どもが成人して思うことは、子どもの欠点だと思っていたことが、大人になると生きる力となって発揮される場面があり、「あの時のこだわりはここにつながっていたのか・・・」と数年後に気づかされることがあります。
今週から秋のクラス懇談会が始まります。保護者の方同士のグループワークの中で、違う角度からの意見に気づかされることもあると思います。「そうかそこはそんなにこだわらなくてもいいことなのか」とか「そう考えることもできるのか」とか、子育てのヒントになることが見つかるといいですね。運動会の時のようにお互いの子どもや子育てのことを温かく語り合って下さいね。